2012年10月18日

お金のルールとマナー



著 中村 芳子 
絵 いしいあやこ 
日本実業出版社 
1,200円 
2012年6月 

ファイナンシャル・プランナーの著者が書いたお金の入門書。 

社会人になりたてのの方を対象にしている。 

収入の一部を貯金しよう、とかリボ払いはダメとか、基本的なことが書いてる。 

こうしたまともなお金の本を読んでまともに生活できることは立派なことだと思う。 

だけど、リボ払いも経験してみて、投資も失敗してみて時には騙されたり、 

ということを実際に若いうちに経験するというのも「あり」ではないかと思ってしまう。 

実際に私はこうした経験をしてきた。 

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」というが

そういう意味では「愚者」であろう。 

しかし、本での知識と実際の経験は明らかに心への影響が違うと思う。 

だけど、優等生に生きていける方はこういう本だけで十分なのかも知れない、とも思う。 






 


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2012年08月20日

欲望国家中国の没落



著 大竹慎一 入倉敬太 
ビジネス社
 1,400円 
2005年12月

 大竹氏の著書は何度か当ブログでも取り上げている。

共著者の入倉氏はさわかみ投信にてアナリスト兼ファンドマーネジャーとし

て活躍しその後独立された方とのこと。

 1刷が2005年であり、その時点で今後の中国を予想しているのである程度結果はでている訳だ。

 その結果が当たったか外れたかという視点で本書を読んでしまうと得るものがないだろう。 

中国人、というより海外に投資する際に考えなければならないのは

日本人が考えているのとは全く違う価値観の人間が当然ながら

世界にはいて、

その人たちを日本人と同じ考えで行動するだろうと予想してしまうのは非常に危険であるという事。 

当然とも言えるが私のように傲慢に陥りがちな人間は時折こうした本に触れこのことを思い出す必要がある。 

P67の「賃金水準が上がりすぎた経済が終えんするするのは経済の法則であり・・・」の部分は心に留めておきたい。




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2012年06月13日

ジョージ・ソロス 投資と慈善の哲学

 

 著 ジョージ・ソロス 山本正
 NHK出版 
950円

 ・「閉ざされた社会」・・・ナチスドイツの全体主義や共産主義など、すべての人間に対して自らのイデオロギーや思想を強制的に信じさせるような社会

 ・「開かれた社会」・・・「人間は必ず過ちを犯す」ということを人々が自覚し、異なる多様な意見を受け入れ、過ちを修正していくことができる民主的な社会

 ・世界の貧困と荒廃のほとんどの原因は、「悪い政府」にあります。ですから、その国の統治のあり方に、より注意を向ける必要があります。

 ・常に批判精神を忘れないことは大切ですが、同時に、自己に対しても批判的であることも大切です。

 ・人間社会はあらゆる知に批判的な検討を加え、議論を重ねることで、世界をより良きものへと発展させていかなければならないという願い。・・・「批判的合理主義」

 ・今後世界における一番のチャレンジは、中国を世界に驚異を与えない形で大国へと発展させていくことです。 

 ・人間の安全保障


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2012年06月12日

ソロスの警告

 

 著 ジョージ・ソロス 
訳 藤井清美 
徳間書店 
1,600円

 ・思考と現実に関する枠組み
人間(思考する主体)----その状況を理解しようとする
             (認知機能)
          ----その状況に影響を及ぼそうとする 
            (操作機能)
上記二つがフィードバック・ループ(再帰性)を形成する。

 再帰性がなければそれぞれの機能を決定する関数は独立変数を持つ。

 二つの機能が同時に作用するときは、どちらの機能の関数も純然たる独立変数は持っていない。

そのために不確実性、不確定性の要素が入り込む。

不確実性が参加者の見方と実際の状態とを収斂させ、参加者の意図と彼らの行動の結果との対応の欠如を生む。 

再帰生は不完全な知識、すなわち可謬性と密接に関連している。

再帰性よりは可謬性が先に来るはず。 

人間はそれぞれの領域で完璧を求め、不確実性の原因になるものは無視したり排除する傾向がある。

 

・ブームとバーストのプロセス
 @技術革新によってトレンドが生み出されるか、純然たる金融的性格のトレンドが生まれる。トレンドは最初は気づかれないまま進行する可能性が高い。
 A市場参加者がそれに関心を払うようになると、彼らの関心がそのトレンドとそれについての解釈(誤解を伴う解釈)の両方を強化する。
 Bトレンドが中断されて、その誤解に脅威をもたらす。誤解がトレンドの中断を乗り越えられなければ、バブルは成長しない。だが、誤解がトレンドの中断を乗り越えたら、トレンドと誤解の両方がさらに強化される。
 C参加者の認識がその元になる現実から大きくかけ離れてしまい、そのために参加者が次第にそのかいりに気づくようになる。やがて、疑う者が信じる者より多くなる決定的瞬間が訪れる。
 D黄昏の時期に入っても、トレンドは慣性にによってしばらく維持されることがある 
 Eその場合でも、トレンドは逆の方向に強化される
 Fそれから後は、支配的になった不信感によってトレンドは逆の方向に強化される。
 G何らかの形の信用かレバレッジが必ず関係しているので、バブルは非対称な形をとる傾向があり、ゆっくり上昇して急激に降下し、暴落で終わる。
 Hこれらの段階の順序はあらかじめ決まっているが、それ以外は何も決まっていない。バブルの大きさや長さは予測不可能で、バブルはいずれかの段階で中断される可能性もある。バブルがフルサイズまで成長することは希にしかない。


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2012年06月11日

おカネの法則 恐慌篇




著 大竹慎一 
日本経営合理化協会出版局 
9800円

 P73:必需物資が各国で相互流通できるかぎりは、世界同時ハイパーインフレは起こらないはずである。

 P77:企業の倒産であれ、個人の破産であれ、人間に関わる崩壊や破綻はすべて内生的問題で起きるものである。

 P83:現在の日本は、1945年の戦後の大底からスターとして、1990年にピークを迎え、2015年前後の大底へ向かうサイクルに乗っている。

 P87:宇野弘蔵「恐慌論」

 P90:日本が抱えている大きな問題は3つある。それは@「役所」A「銀行」B「電力」

 P100:標準的な経済理論によれば、マネーサプライはGDP増加分プラス3%程度の増加が望ましい。

 P106:金融庁の発表では、2010年9月期の全国の不良債権残高は11.6兆円である。

 P121:大量に償還が進んでいる東電の社債を、銀行が代わりに支払って融資に置き換えていることである。 

 P137:おカネというのは有効に使わないと消えてなくなり、守銭奴になって追いかけると逃げていく性質を持っている。

 P152:しまむら、信越化学工業、SHOEI、サン・ライフ、三愛。

 P167:金利が変動してから実物経済に影響が出てくるのには少し時間がかかる。だいたい実際にモノにまで影響が出るのに2年くらいかかる。

 P169:今後、経営者が警戒しなければならないのは、恐慌の最終局面で5%ぐらいまで金利が上昇する可能性があることである。


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2011年09月04日

年収100万円の豊かな節約生活術


著 山崎寿人
文藝春秋
1095円
2011年6月

著者は東京大学を卒業し大手酒販メーカーに就職し活躍していたが、30代で退職しその後日本新党の立ち上げに係わる。

その後小説家を目指し、定職に付かず20年が過ぎているという異色な方だ。

収入が少ない中でいかにやりくりするか、ということを書いた本はたくさんあるし、ダウンシフトのように自ら進んでそういう道を選び実践している人の本も出ている。

しかし、この本は著者の一般人からみれば輝かしい経歴と現在の状況のギャップが野次馬根性を刺激する。

だが、期待とは裏腹に著者はたんたんとした語り口で年収100万円生活を語る。

いかに安くうまい料理を作るか、インターネットのアンケートサイトなどでいかに稼ぐか、どうやりくりするか書いてある。

そう、他の類書と内容は同じだ。

また、私もインターネットのアンケートなどでお小遣い稼ぎをするが、これは収入が減ったときに覚えたもので著者と行動は一致する。

つまり、珍しい行動ではない。

一方、著者は料理に腕を磨き友人たちを自宅に呼びパーティーを開くという。

普通、収入が減ればだんだん以前の友人たちとは疎遠になっていきそうだ。

しかし、そうではなくいい関係が継続しているということは著者の人柄なのだろうと想像する。

人柄もよく、仕事の才能もある方が熱中出来る仕事を持てないというのはなぜだろう、という疑問は残るが、

料理に熱中しそれで周囲の人が喜んでいて生活が成り立っているのならそれでいいのかも知れない。

なにも多くの現金を稼ぐことだけが仕事ではないから。



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2011年03月06日

運用のプロが教える草食系投資



著 中野晴啓 渋沢健 藤野英人
日本経済新聞出版社
1,500円
2010年4月

著者の3人はいずれも独立系の投資信託の会社を立ち上げた方々だ。

この3人の前を走っていたのが澤上社長ということだ。

10年位前、さわかみ投信の資料を取り寄せこの会社に転職したいとまじめに考えていた私にとって、

この本を読み、何が今の自分とこの3人を分けたのだろうと考えている。

この本の中にも金融機関の人間がお客のためにならない投信販売が嫌で会社を辞めるという話が登場する。

結局、私はそのグループに入っただけのことだった。

もっとも、その10年位前には藤野氏は既にカリスマ・ファンドマネジャーになっていて、

私は氏の著書を熱心に読んでいた一証券マンだった。

考えてみれば当時から差は歴然だったということだろう。

三氏のさわかみ投信のコピーにはならない、という決意がさわやかに感じられた。

今後、もっともっと個性的な独立系投信が増えて一般の方の資産形成の役に立つようになることを願いたい。



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2011年01月27日

新版 老後はお金で買えますか?


著 早川裕子
主婦の友社
1,500円
2010年4月

私はずっと「お金」を追い求めてきた。

お金があれば、幸せだと思っていた。

それに、それが正しいことだと考えていた。

しかし、昨年トルストイを読み、トルストイの影響で福音書を読んで驚いた。

福音書の中でイエスは「永遠の命をいただくには、何をすればよいでしょうか。」と問うた人に対して

「家に帰って、持っているものをみな売って、その金を貧乏な人に施しなさい。」と言っている。

さらに、「物持ちが神の国に入るのは、なんとむずかしいことだろう」とも言っている。(以上 岩波文庫 「福音書」より)

こうした本を読み、しばらくはお金に興味を失っていた。

しかし、それでも人が生活するにはお金と付き合わなければならないし、

お金を追求するあまり私のように失敗をする人もいるだろう。

何も、お金をたくさん貯める、稼ぐ方法ではなく、

お金と正しく付き合う方法についての研究は続けるべきとの考えが最近沸き起こってきた。

そして、昨年、読みたい本のリストに入れていたこの本を読んでみたというわけだ。

「14の実例全てが教訓」というサブタイトルが付いているとおり、

この本には正にお金持ちでありながら悲惨な最期を迎えた方、

そこそこのお金で十分幸福な方と色々登場する。

著者は新版の前書きに

「あの世には持って行けず、さりとて最後の日まで必要なお金。」

と書いている。

そして、いつが最後の日になるかは誰にも分からない。

こうした事情が人生とお金の問題をややこしくしているのだろう。

最後の第14話では「お金で買えるの?老後の幸せ」と題し、著者の結論として7から8割はお金で買えるとしている。

しかし、結論としてはお金持ちもいいけど「人持ち」になりたいとしている。

この結論を読むまでもなく、途中まで読めば「人」との付き合いが大切なんだなということがよく分かる。

この結論は「お金持ちのお金はなぜなくならないの?」の結論とも近いものがある。

この本から引き出せる最大の教訓は、同じく14話から引用すると

「高齢になってからも、「信頼できる人持ち」でいられるためには、自分も人から信頼される存在でなければならない。

それには若いころの生き方が問われるのである。」

という部分だ。

深く反省しなければいけないと感じた。



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2011年01月24日

お金持ちのお金はなぜなくならないの?


著 宮本弘之
メディアファクトリー新書
740円
2010年10月

著者は野村総研の方。

本書の肝は22ページに出てくるお金持ちに共通する本質に表されている。

抜粋してみると、

(1)充分な元手がある

(2)リスクを取る勇気がある

(3)お金以外の「無形財産」を築く

(4)贅沢に見えても「活きたお金」の使い方をする

(5)負のレバレッジを避ける

(6)ピンチをチャンスととらえる

(7)信頼や堅実さを大切にする


日本で1億円以上保有している世帯は2%程度とのこと。

これは、結構イメージ通りかなという気がする。

当然ながら、お金持ちの金融資産の内訳はリスク資産の割合が高い。

つまり、景気変動でかなり資産の増減が激しいということらしい。

ある程度のお金があれば、多少贅沢をしても、

資産からのキャッシュフローによりお金がなくなることはない。

コレも直感的に理解できる。

また、最後にはお金と幸福につていの調査結果が書いてあるが、

3000万円以上あり、子供との関係が良好で、健康というのが幸福の一つの基準となるらしい。


色々なタイプのお金持ちに言及していて面白く読むことができる。


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2011年01月23日

やさしいベーシック・インカム


著 新田ヒカル・星飛雄馬
サンガ
1,100円
2009年12月

著者の新田ヒカル氏は日経平均先物のの投資手法などを指南していたイメージがある。

ツイッターではフォローしているし、していただいていると思う。

ベーシックインカム、この概念も少し前には「ブーム」のような感じもあったが

最近はあまり言葉自体を訊かなくなってしまったような気がする。

前半はすべての国民に、一人5万円配りましょう、という提案だ。

それに伴い税金は、社会保障は、予算は、公務員はどうなる、

という解説がされていて分かりやすく面白い。

後半、堀江貴文氏が登場しベーシックインカムをテーマに著者二人と対談するのだが、

堀江氏の話が飛躍しすぎていて前半部分のまともな感じを台無しにしているように感じる。

北海道の人はまじめに働くが、沖縄はダメ、といった発言なども全く不必要。

そもそもテーマに関係ないことなら編集で削ってもいいのではないか。

堀江氏の自由奔放さを表現する為に必要ということなのだろうか。

前半が丁寧な解説だけにもったいなく感じる。


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CDF 40の法則


著 黒田真人
ソーテック社
1480円
2009年8月

著者はひまわり証券のCFD担当の方らしい。

前半はCFDの仕組みについて、後半はテクニカル分析について書いてあるのだが、

テクニカル分析については、中途半端な印象が否めない。

前半の仕組みについては詳しく書いてあり分かりやすい。

CFDはレートの提示や信用リスクなどを含めて会社選びが大切だということがよく分かる。


私自身の今の主戦場がCFDだ。

株式投資の延長で楽天証券を使っていたが、昨年末に取扱銘柄を大幅に縮小してしまい、

やや不満を感じていた。

それだけに、先駆者のひまわり証券のことがよく分かるのかと思い、

読んでみたが、この部分はあまり答えを得ることはできなかった。



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2010年12月25日

お金のシークレット

著 デビッド・クルーガー
監訳 神田昌典
三笠書房1800円

お金に関する本はたくさん紹介してきた。

それほど、目新しさは感じられない。

文中の登場する古典の中の言葉が都合よく使われているのが気になる。

唯一、付箋が貼られたのがP122の「フランスの女流作家ジョルジュ・サンドは、セックスしたあとですぐに書きはじめた。」という箇所。

お金とは関係ない箇所だった。



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2010年12月02日

年収150万円一家


著 森川弘子
メディアファクトリー
880円

人気がある本のようで、図書館で予約してから半年くらいたってようやく来た。

よく知らずに予約していたのだが手元にとって見たら「マンガ」だった。

タイトルから想像がつくように節約=エコのようなことが書いてある。

懸賞、フリマ、など目新しいアイディアは感じられなかった。

「うちの3姉妹」?のような、あまり手の込んでいない作風で

身近なマンガが人気になる、という風潮なのだろうか?
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2010年04月25日

気づきの投資術



著 新田ヒカル
サンガ
2009年3月

著者は投資家、ファイナンシャルプランナー。

以前から本書の存在は知っていた。

著者も名前は知っていたし、ブログを読んだことがある、

というくらいの認識はあった。

投資の本は、もう、読まないようにしよう、と思っていたが、

実は最近、ツイッターでフォローしていただいたので

(もちろん、こちらが先にフォローしたのだが)

気になり、本書を手に取ったという次第だ。

出版社が「サンガ」というだけあって

投資の教えにも「仏教」の思想が生かされている。

この時点で好き嫌いがあるとは思う。

かといって、色物的な投資本ではない。

投資に臨む姿勢、のようなことが話題の中心だ。

本書にも書いてあるのだが、投資の手法は各人それぞれが

自分にあった手法を見つけるしかないし、それぞれが色々試してみる、

というのは大事だと私も思う。

そして、たどりつくのが自分の方法だと思う。

そういった意味で極めてまともな投資本だ。

一般的な手法や銘柄目当てでお読みになると

つまらない本だろうと思う。

こう考えると、面白い投資本なんて書けないことになる。


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2010年03月07日

6000万円貯める技術



著 坂井 武
マガジンハウス
2009年7月

著者は昭和35年生まれ。大手生命保険会社に11年勤務後FP活動。

まず、気になるは著者の肩書き。「貯蓄支援コンサルタント」

いろいろなコンサルタントが存在する。

が、冒頭紹介したように著者はFP、ファイナンシャル・プランナー

と普段は名乗っているのだろう。この肩書きは、この本のために作った

のか?

以前にも書いたことがあるかもしれないが、自身もFPの資格を持って

いるがFPの方が書く本はあまり好きではない。

この本も、肩書きがFPだったら手に取らなかっただろう。

この時点で、ちょっとやられた感じがする。

気を取り直して中を読んでみる。

ステップ1の「金持ちの意外な通帳」は少し興味を持って読む。

そして、18ページの成功の秘訣は付箋を貼っておいた。

が、更に読み進むと49ページの「貯蓄のために家計からお金を捻出する

方法」に出てくる「年代別、共働き世帯の1ヵ月平均家計費」を見てお

どろいた。

そして、こんなに収入があれば家ならこの本の2倍、いや3倍は貯める

な!と思った。

この本、サブタイトルは「お金は苦しいときほど貯められる!」

なのに。

ということで、以降は普通のFPの方が書いた本でした。

久しぶりに書いたらまた、ひどい毒舌になってしまったが、

私が、お金に関する本をたくさん読みすぎているからこういう感想にな

るのであって初めてお金の勉強をする方にはお役に立つ本だと思う。

昨年10月に第3刷になっていますから。

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2009年12月31日

サラリーマンのためのお金サバイバル術



この本に書かれていることは「相場」を当てて

一気の金持ちになろう、というのとは正反対の

事が書いてある。

ところが、その思考法はどれも相場での立ち居

振る舞いに役立つと思われるものばかりで驚いた。

勿論こんなことは、著者の岡本氏も書いていない。

私が、この本を読んで例によって付箋を貼っていき

最後にその部分を書き出してみたらそうだった

というだけに過ぎない。

少し、書き出してみたい。

「逆に考えれば、多くの人が実行しないうえに、結果が

確実なものが見過ごされているのです。」P31

「世の中なんて被害者意識がなければどんな場面でも

乗り切れる。」P36

「勝負はスタートで決まってしまっているわけです。

誰も教えてはくれませんが、資本主義での一つ一つ

の行為は、一度行く方向を決めてしまったら、やり直し

は難しいようになっています。」P39

「誰でもできることは早くやらなくてはいけません」P131

どうでしょうか?

この本の中にも書いてありますが岡本氏は随分株式投資も

しているようだ。そんなところから上記のような表現が

多くなってるのかもしれない。

しかし、私には相場での立ち居振る舞いはあらゆる事柄の

真理に通じているように感じられた。かなり大げさになって

しまったが、人生に通じているのではないかと。

岡本氏が以前に書いた表と裏のお金の現実。このどちらも実践

するには同じ思考法が必要。だけど、表は確実に結果が出るし、

裏は大きな果実を得られる人もいるし、全てを失う人もいる。

だから、普通は表を歩くでしょう、だけど思考法は一緒だよ、

だから、わかっていても上手にできる人は少ないよ、

ということだろうと読解してみた。


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2009年12月18日

お金がお金を生むしくみの作り方




金持ち父さんシリーズの著者の最新刊です。

雑誌に連載されていたコラムに加筆した物のようです。

著者が直近で何に投資しているのか?などという話も出てきます。

今回は久しぶりに自分が感じた言葉を抜いて見ましょう。

「起業家がもっと幸せで健康で裕福になれるのに特に役立つ要素は

ひとつ、それは「セルフコントロール」、自分をコントロールすることだ。」

自分のコントロールということを考えたときに「自分」とは何か?という疑問が

浮かんでくる。自分のことは自分でコントロールしていると誰もが思って

いるのではないだろうか?ここでいう「自分」とは恐らく、「感情」

だろうと思う。感情コントロール。

嫌だなと思う感情をコントロールし毎日運動する。

食べたいなと思う感情をコントロールし体脂肪をコントロールする。

など。

つまり、感情をコントロールすることによって行動を管理する、

というのがここでの「自分をコントロールする」ということだと理解した。

こういう分野はもしかしたら仏教の得意とするところではないか、と考える。

金持ち父さんと仏教。新鮮かとも思ったがすぐにマックスウェーバーが頭に浮かび

この考えは否定した。ウェーバーのパロディぐらいはいけるかも知れない。

次に「人口密度が高くなればなるほど社会は複雑になる」という部分。

これは、現在の日本の地方を考えれば納得できる。

すなわち、今の日本の地方は人口がどんどん減っている。

その結果、生活はどんどんシンプルになってきている。

例えば、人口が減っているような地方は不景気振りが激しい。

そのために節約を心がける必要が出てくる。

少しくらい寒くてもエアコンなんて使わずに厚着をする。

これはすなわちエアコンという道具の利用を放棄しているわけで

生活はシンプル化の方向へ進んでいる。

次の「人が集まるところでお金が儲かるんだ」は正に上記の例え

の逆である。

そしてこの本の中で一番効いたのがこれ

「多くの中流の人は収入の増加に伴い、娯楽費など支出も増加」

私の収入は増えていない。が、この半年くらい随分と質素に暮らした。

私の場合も不景気であるがゆえにシンプルに暮らしたまでだ。

その結果少ない小遣いにもかかわらず貯金ができた。

最近、それを使って女の子のいる店へ行ったり、お寿司を食べたり

調子に乗っていた。この一文を読んで気を引き締めなければならない

と思いあたったわけだ。

と、まあ私が読むと全く違った趣旨の本になってしまうのだが

こういう本はこの程度の付き合い方が正解ではないかと最近は思う。
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2009年08月30日

100歳までの作法とお金



今までにも、たくさんのFPの方の本を

読んできましたが、こんなにスッキリ感の

ある本ははじめてです。

対象を絞り込んでいる分、断定できるのでしょうが、

ここまで言い切ってもらえると、気持ちがいいです。

いくつか紹介していきます。

「老後資金準備 877万円」

一般的にFPが書いた本なら6千万円くらい書いて

あるのが普通でしょう。

けど、生活もダウンサイジングしましょう、

という提案ですね。

他には、60歳から加入の前提ですが、

生命保険も、医療保険も保険料のほうが

保険金額より少なくなるケースが多いので

やめましょう。との主張です。

特に医療保険に入るくらいなら、精密検査を2年

ごとに受けたほうが合理的との主張です。

確かに病気にかかってからのお金の手当てよりも

病気にならないほうへお金を使うべきです。

住宅に関しても、普通の本なら、

賃貸にかかる費用と持ち家にかかる費用を計算し

(大体、同じくらい)読者の考えで選ぶといいでしょう、

という答えですが、この本では「生涯賃貸住宅」を勧めています。

生活に合わせて変更できるし、以前のように土地の値上がりは

ないでしょう、というのがその理由です。

一応、高齢者直前の方を意識して書かれている本ですが、

その他の世代が読んでも参考になるでしょう。

私も、これくらい自分の主張をしっかり持ちたいものです。

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2009年08月08日

バフェット・コード



少し時間に余裕ができ始めたので
少しずつ復活します。

このブログでは株式投資に関する
本は何冊も紹介してきました。

最近は意図的に避けるようにしていたのですが
気になって手に取りました。

バフェットとダヴィンチ・コード
というはやりものの組合せで本の
タイトルをつけている当たりが私の
好みではありません。

また、本文中にバフェットの言葉として
株式投資は難しいということを紹介していながら
バフェット・コードを使えば簡単に投資に成功する
かのように誤解されかねないと思います。

株式投資に成功しないからといって株式投資の
方法論の本ばかり読み漁るのは結局、自分の
方法を見つけるのには遠回りになると思います。

と、復活早々辛口になってしまいました。

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2008年04月28日

全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦

著 ジム クレイマー
日本経済新聞社
1,995円

ものすごく実践的な内容だと思います。

 ただ、まったく株式を売買したことがない人には内容を読んでも身につかないかもしれません。

 株式の売買をしたことがある人なら判ると思いますが、理屈では判っていてもやらなければいけないことが出来なかったり、やらなくても良いことをやって自滅していくことが多いのが株式投資だからです。

 ですが、経験者には有効なヒントが豊富です。

 分散投資のやり方、ホームワークの仕方、ロスカットの考え方、また、プロにはない優位点の解説。

 文章は面白く書かれていますが、内容は極めてまともです。安心して読んでいい本だと思います。

全米No.1投資指南役ジム・クレイマーの株式投資大作戦
ジム クレイマー
日本経済新聞社 ( 2006-07 )
ISBN: 9784532352158
おすすめ度:アマゾンおすすめ度
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posted by okapi at 04:25| 新潟 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする